目的地まであと何分?のろのろバギーのまこっちゃん

日記

こんにちわ。
まこっちゃんの娘 まこです。
ついに自宅に帰ってきたまこっちゃん。
ピックアップウォーカーは前日に病院に届けて貰っていたため家の中での移動は出来ました。
午後には手配していた介護用品が届く予定です。
家の中の生活はできるのでしょうか。

自分のことは自分で

自宅に戻って一番気にしていたのは、ベッドにたどりつくまでの3つの段差です。どれも10㎝程度の段差ですが、手術前は何度もそこで転倒していました。
ピックアップウォーカーを使用すればゆっくりと段差を上り下りすることが出来ました。母と私の娘ちゃんが家の片づけを行ってくれていたためピックアップウォーカーが通れる幅もしっかり確保できておりベッドまでなんなくたどり着くことが出来ました。
次はトイレです。介護において対象者がトイレに一人で行けるかどうかは重要です。もし見守りや介助が必要となると終日付き添いが必要となります。
トイレもゆっくりではありますが、一人で行くことも便座に座ることも出来ました。ひとまず安心です。夕方には高座便座も届くのでもっと座りやすくなります。
また、尿器も頼んでいるので夜間は尿器を使用することになっています。尿器の処理は難しいと思うので、これは母が朝片付けることになります。使い捨て手袋はたくさん用意しました(笑)
最後に調理です。
母と二人暮らしのまこっちゃんは、母が仕事にでている時間は一人になります。ご飯の準備が一人で出来ないと三食誰かが準備をしないといけなくなります。
頚椎に病気を抱えていたまこっちゃん。手術をしましたが手術後も握力の低下があり腕が高くはあがりません。試してみたところ、レンジやトースターは使用できました。フライパンもコンロに置くことは出来ましたが、あまり重いものは持てないので食材が入った鍋などを持ち上げることは難しそうです。
リハビリでは片手1㎏の重りを持ち上げるのが限界だったみたいです。
とはいえ調理方法を工夫すれば、何かしらの料理は作れそうです。
しゃがむことと、腕を高く上げることは出来ないため、調理器具と食材を手の届く位置に準備しておけば一人で調理できることがわかりました。
結論、一人にしておいても生きていくことは出来そうです。

内科病院までの軌跡

思っていたよりかは家の中で動けたまこっちゃん。
しかし、外出となると勝手は違ってきます。地面も平らではないですし、通行人も車も自転車もよけなければなりません。
まずはどのルートで病院まで行くかを考えました。
今までは歩行距離を短くするため時間はかかっても電車を乗り継いで行っていたようですが、今はリハビリで1回400ⅿをなんとか歩けている状況のため、駅に行くのも乗り継ぐのもかなりの時間がかかると予想されました。時間がかかるだけならいいですが、途中で力尽きる可能性も考えられます。
安全を考えタクシーで行くことにしました。タクシーで1000円ほどでいける距離ですが、家の前までタクシーを付けてもらうよう予約すると+800円ほどかかります。節約のため家から200ⅿほどで大通りにでるので予約せずに当日道で拾うことにしました。

さぁ、内科受診当日。
いざ出発しましたが、思っていた数倍歩くのが遅い!!!
リハビリに見学には行って歩くところは見ていましたが、病院の平らな道を歩くのと歩道を歩くのはぜんぜん違います。私が坂と思わない程度の傾斜もまこっちゃんには急な坂のように歩行が遅くなります。
短い信号も青信号になってすぐに渡り始めても赤になるまでに渡りきれません。タクシーを捕まえられる大通りまで行くのに20分ほどかかりました。タクシーに乗り込むにも足がなかなか上がらなくて時間がかかります。タクシーで10分程度のところなので30分あればつけると思いましたが、結果40~50分ほどかかりました。余裕をもって出たつもりですが、予約時間ぎりぎりに到着しました。
受診は問題なく終わり、信頼できる内科の先生に診察を受けれたということでまこっちゃんは満足していました。薬も入院前の内容に戻ったため納得していました。
家に帰るのもタクシーを使うことにしました。病院の前はタクシーがあまり通らない場所であったため、数100ⅿほど歩いてタクシーの通る大通りまで行くことにしました。
家を出て2時間近く経過しました。入院中はこんなにも動きっぱなしなことはなかったため、そろそろスタミナが切れるころだと思っていたらやはり歩く足取りがどんどん遅くなっていきました。数ⅿ歩くごとに立ち止まり休憩してまた歩くのを繰り返すようになりました。
タクシーを捕まえなんとか自宅まで帰ってきましたが、行きよりも時間がかかってしまいました。
家に着いた時にはヘトヘトになっていました。

外出して見えたまこっちゃんの問題点

退院して1日。外出して色々見えてきました。
バギーで歩くのにでこぼこの道では足が前に出ず、腕の力をだいぶ頼って歩いていました。そのため、長距離になるほど左手首に痛みがでてきて休憩しながら出ないと歩けなくなります。
信号も青信号の間に渡り切れない可能性が高く、下手したら分離帯で一旦止まらないといけないかもしれません。
今後一人で外出できるのが目標ですが、どこに危険な状況が起こりえるかわからないため当分外出は付き添いが必要という結論に至りました。

次回予告

なんとか内科受診を終えたまこっちゃん。
まだ一人で外出は難しいという結論になりました。
しかし、週明けには職場にあいさつに行きその2日後には仕事復帰が決まっています。
無事に仕事復帰が出来るのでしょうか。

次回「仕事復帰は可能?社会復帰への挑戦」

最後までお読み頂きありがとうございました。

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