こんにちわ。
まこっちゃんの娘 まこです。
第1回会議で退院はゴールデンウイーク後で検討と結果が出たまこっちゃん。
仕事復帰が遠のいたことに不満を感じていました。
ゴールデンウイーク後の退院に向け、第2回会議を迎える準備が始まりました。
理学療法士・作業療法士との打ち合わせ
第1回目の会議のときは私の仕事の都合で理学療法士さんたちと相談したり、実際のリハビリの状況をみに行く暇がなかったため、理学療法士さんの意見のみを参考に退院は難しいという話になりました。
第2回会議では、まこっちゃんが退院を強く希望するのは察していたので、実際にリハビリを見学し本当に自宅に帰れるのかを私の目で見て判断することにしました。
リハビリは土日祝日関係なく毎日あるそうで(さすがリハビリ病院!!)休み関係なく見学することができました。仕事が休みの日に何日かリハビリの見学に行きました。
仕事場でも在宅に帰る患者さんに危険なことはないかの調整をおこなったことはありましたが、看護師なので情報だけを収集して理学療法士さんや地域連携担当者に伝えることが多く、今回患者さん側に立つと思っている以上に細かくシュミレーションが必要と感じました。
まず、まこっちゃん家の段差やベッド・トイレ・お風呂のサイズをすべて測り、写真にとりそれをもとに必要な工事や物品を検討しました。
手すり1つとっても、横向きにつけるのか縦向きにつけるのか、床から何㎝の高さにつけるのかをまこっちゃんの動きやすさをもとに細かく設定しました。
自宅の浴槽の高さや広さをもとに、どうやったら湯船につかれるかを検討し必要な物品もチョイスしました。
まこっちゃんは頚椎が悪かったため、腕がしっかり上がらないのと、股関節と腰がもともと悪かったのもあり股関節や膝の曲がりが悪く動きに制限があります。
また、支えがないと足もあがらないためもともとすり足気味に歩いていたので、段差を上がるにはピックアップウォーカーが必要な状況でした。
これらをもとに、自宅で生活するまこっちゃんを想像し、一人で出来ること、物を準備すれば一人で出来ること、一人では出来ないことを洗いだしていきました。
幸いにも、自宅内で一人で出来ないことは浴槽の出入りのみで、後は手すりやボードなどの物品を準備すれば一人で出来ると想定されました。
ただし、時間は元気な私たちがかかる時間の3~5倍はかかります。
一番協議に時間がかかったのが、仕事場まで行く交通手段でした。
私が問題に感じたのがまこっちゃんの耐久性。要はスタミナです。
リハビリを見学したときは病院の廊下をバギーで歩いていたのですが、400ⅿを歩くのに約20分かかっていました。仕事場までは地下鉄を使い私の足で30分程度のところにありますが、まこっちゃんがバギーで行くとなると約2時間はかかると予想されます。
1回、2回行くだけであれば、頑張ればいいんじゃないと思いますが、この先永く仕事を続けていくには今のまこっちゃんの体力や筋肉量を考えるとしんどいと感じました。
今後自宅でも通所リハビリの導入は検討していたので、リハビリを続けていき体力や筋肉量が増えていけばバギーで仕事場まで歩いていけばいいとは思いますが最初は身体の負担を考え、電動車いすを提案しました。
しかし、電動車いすの話がでた途端まこっちゃんは難色を示しました。
60・70代の世代の方は車いすに対して重症な人が使うものという考えがあるのかもしれません。
仕事場でも手術室に行くのに車いすを準備すると「そんなおおげさな。」と抵抗を示す方も少なくありません。
まこっちゃんもまだ68歳。車いすで職場に行くのに抵抗があったようです。
気持ちはわかりますが、早く職場に復帰したいと言う思いを叶えるには、頑張りたい気持ちだけでは身体はついてこないのが現実です。
何度も話し合いましたが(話し合ったというよりバトりました(笑))電動車いすを使うくらいならタクシーで行くとまで言うので、電動車いすの導入は一旦保留となりました。
第2回会議開始
理学療法士さんや作業療法士さんと何度か打ち合わせをし、自宅に必要な物品も洗いだし、必要な自宅の工事内容も決定したうえで第2回会議に参加しました。
始まる前から、まこっちゃんは退院出来る気満々です。
この日はケアマネージャーと介護用品の業者の担当の方も参加となり、医師・地域連携担当者・ケアマネージャー・介護用品担当者・まこっちゃん・母・私の計7人での会議となりました。

リハビリは順調ですか?

はい!!

退院するか、もう少しリハビリをするかなんですが...

退院します!!

わかりました。日にちですが、最短で2週間後の水曜日であれば退院できますが、ご都合いかがですか?

水曜日なら妻も休みなので丁度いいです。その日で退院させて下さい!!

(・・・何を勝手に)
と、私たち家族の都合も聞かずに退院日を決めてしまいました。
まこっちゃんの悪いところがでました。家族の都合などお構いなしに勝手な判断をすることがよくあり、そのたびに母と喧嘩になります。
今回は特に、自分一人で帰って来れるのであれば勝手にすればいいですが、母や私のサポートがないと出来ないことも家族に相談なしに決めてしまします。
私もその日の退院でいいと思ったので口は挟みませんでしたが、一言横にいる母に「お迎え頼める?」とお願いすれば母も気持ちよくサポート出来るのに。。。はぁ。
兎にも角にも、退院日が決定したのでその日までに自宅の準備を整えないといけないと決まりました。
はじめましてのケアマネージャーと介護用品担当者とあいさつをし、準備の相談をしました。
あらかじめ必要な物品や工事内容はリストにまとめておいたので、それを見せながら依頼していきました。
何度も作業療法士さん達と協議して決めたリストだったので話はスムーズに進みました。
まずは数日後に自宅に来てもらい、実際のサイズを測りながら物品を決定していくことになりました。
介護保険で準備するには、ケアマネージャーに計画書を作成してもらい役所に提出してもらわないといけません。
役所から介護保険で対応しますよと言って貰えないと、すべてが自費負担となります。
今回は介護保険で依頼はしましたが、役所からの返事を待っていると退院日までに準備が整わないため、一旦全額負担し後程払いすぎた分を返金してもらう形で準備を早く進めてもらうことにしました。
次回予告
退院日が決まり物品の準備や、工事の日程を話し合うところまできました。退院まで2週間、退院までに準備は整うのか!?
次回「明日は退院日!自宅の準備は完成したのか?」
最後までお読み頂きありがとうございました。
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