こんにちわ。
まこっちゃんの娘 まこです。
首の手術を終え、リハビリをしてバギーで歩けるようになったまこっちゃん。
仕事復帰も果たしましたが、バギーで職場に行くのに2時間以上の時間を有していました。
電動車いす導入へ
仕事に復帰して1週間がたちました。
3日に一回の出勤なので、2回目の出勤も無事に終えました。しかし、前回の仕事の後に悪化した足のむくみは回復しきらない状態での出勤だったため足の疲労は2回目の出勤の方が強くなっていました。
長い目で見たときにバギーでの通勤は限界がくると感じました。
職場の上司には前回復帰前のあいさつで電動車いすの許可を得ていたので、さっそくケアマネージャーに連絡し電動車いすの導入を依頼しました。
電動車いすの導入には、クリアしないといけない2つの条件があります。1つめは「置き場所」マンションなので共有スペースに置くのは禁止です。自宅内に車いすの置き場がないとレンタルの許可がでないそうです。2つめは「試乗訓練」電動車いすのレンタル業者に電動車いすの操作方法を教えてもらい、試乗したうえで操作に問題ないか確認し使用の許可をもらう必要があります。
置き場所は狭いですが玄関に畳んで置くことにしました。
試乗訓練は数日後に来てもらえることになりました。
電動車いすの試乗訓練
まこっちゃん家に電動車いすがやってきました。
さっそく試乗訓練が始まりました。ハンドルの使い方を教えて貰って運転が出来るかの確認だと思っていたらすごく細かくチェックを受けました。
玄関に設置することに決まったので、玄関からの出入り、エレベーターの乗り方、マンションからの出入りがおこなえるかの確認。仕事に行くのに電車を使うと伝えると駅まで試乗し危険な場所はないかの確認までしました。
電動車いすの操作は問題ないと合格をもらいましたが、玄関から車いすを出すのに玄関の扉を開けて車いすを廊下に出すのが危険と指摘を受けました。なんせバギーやウォーカーの支えがないと歩けないので、車いすを普通に出すことは不可能です。方法としては車いすをバギーのように使い、車いすを支えにゆっくり動かし、なんとか外には出せましたが、車いすは通常バギーのようなバランスではないため途中何度かウィリーのように傾いてしまうことがありました。
こけることはなかったですが、ひやっとなる場面があったため今回チェックにきてくれた業者の方では許可をだす判断が出来ないと上司を連れて後日再テストをうけることとなりました。
玄関の出入り以外は問題ないと言われたので、出入りについて考えました。方法としては家族が出入りだけ手伝うか、ヘルパーを導入して介助してもらうかです。
出入りの時間を考えると、出勤の時間は夕方16時のため誰かが手伝いにいけそうですが、帰宅時間が午前10時ころのため仕事や学校で誰も手伝いに行けない日が出てきそうでした。
ケアマネージャーに相談し、家族が介助出来ないところをヘルパーに依頼したい旨伝えました。しかし、仕事の行き帰りは生活介助には含めれないためヘルパーは無理と言われました。
介護保険では無理だが自費で依頼は出来るか聞くと調べてくれるとのことでした。
そして2回目の試乗訓練日になりました。2回目なので車いすを出す操作も少し慣れてきて今回は前ほどひやっとする場面はありませんでした。上司の方もこれなら大丈夫ですと許可を出してくれました。
許可が出たらこのままレンタル開始に出来るみたいで、まこっちゃん家に電動車いすがやってきました。
玄関の出入りは出来るときは家族が手伝い、出来ない日はまこっちゃんが気を付けながら一人でおこなうこととなりました。
電動車いすで出勤
電動車いすで出勤する日がやってきました。
電動車いすで出勤すると、1つ問題がありました。通勤自体は楽になるのですが、職場のフロアは電動車いすで動き回れるほど広くありません。特にトイレは車いす用がないため入ることは不可能でした。上司に相談し、自宅で使用しているピックアップウォーカーをもう1台購入し職場に置かせてもらえることになりました。仕事場についたら車いすを降りピックアップウォーカーで移動することで問題が解決しました。
電動車いすで出勤するといいことがあります。前まで歩行距離を短縮するために電車からバスに乗り継ぐルートで行っていましたが、歩行距離を気にする必要がなくなったため電車1本で行くルートに変更しました。普通に行けば30分で着きますが、電動車いすでどれくらいかかるかわからなかったため、1時間前に家をでました。
電車で困ることは電車に乗る時のホームと車体の隙間や段差です。一人で乗り込むときに隙間に車輪がはまってしまうと転倒の危険があります。駅員に出入りを助けてもらえばいいのですが、最近はホームと車体の隙間や段差をなくす取り組みがされており、まこっちゃんが使用する線は一人で乗り込めそうでした。また、電車が混んでいた場合は、車いすが入るスペースがなく、場合によっては電車を何本か見送るおそれがありました。しかし、まこっちゃんの最寄り駅はあまりこまない駅なので乗れないことはなさそうでした。
実際に駅に着くと問題なく電車に一人で乗り込めました。職場の最寄りに近づくにつれ少し混んではきましたが電車から降りれなくなるような混雑はなさそうです。エレベーターを使用しないといけないため、30分ではつけませんでしたが40分あれば職場にたどり着くことが出来ました。
まこっちゃんも足の疲労なく仕事を開始でき満足そうでした。
翌朝迎えに行き、電動車いすで帰宅しましたが疲れた足で歩かないといけない今までと比べ歩かずに帰れることに感動していました。
あれだけ電動車いすに抵抗を示していたまこっちゃんですが、久々にスピーディーに動けることに喜びを感じていました。
私もこれなら問題なく仕事場まで一人でいけると期待がもてました。

次回予告
電動車いすデビューを果たしたまこっちゃん。
これで社会復帰完了と思いきや…
次回「電動車いすの落とし穴」
最後までお読み頂きありがとうございました。
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